@ 中古機械情報百貨店など中古関連情報サイトの一次情報から希望に近い機械を選択する。
A 持ち主会社(或いは仲介会社)とメール・FAX・電話などで直接接触し、価格・仕様・写真・現状、過去の使用履歴など更に詳しい情報を入手する。
B 情報入手結果、ほぼ希望通りの機械との確証が得られれば、直接検品をしたい旨申し込み、検品する。
C 検品時の注意点
1) 名板検査:事前調査通りの仕様であることを確認する。
2) 外観検査:塗装により見栄えが良い場合、外観で満足することなく、傷、磨耗、サビ、油塗布状況などを観察する。塗装前で外観が悪くても、かえって素顔が検査できて見誤りが少ない。
3) 整備状況: 購入後整備を行ったかどうか、行ったとすればその内容を尋ねる。整備を行っていない場合、今後の操業に支障がないかどうかを尋ねる。
4) 試運転検査:必ず試運転を要請する。もし、試運転をしてもらえない場合は、出来ない理由を尋ねる。試運転時の検査ポイント
イ) 音に異常はないか。
ロ) 動きがスムーズか。
ハ) 震動がないか。
ニ) 操作スイッチにより機能通り動くか。
5) 付属品調査:付属品(予備品・工具・カバーなど)として何があるか確認する。
6) 書類調査:取扱い説明書・カタログ・仕様書・図面など。
7) 検品結果、問題なく購入できそうであれば、購入する素振は見せないで、提示価格を再度尋ね「もっと安くならないか」ネゴ交渉するのが秘訣である。ネゴ交渉はこのタイミングがベストであり、他のタイミングでは成功確率が低い。
D 正式の見積書の発行を依頼する。受け渡し条件が その場受け・車上受け・納入先車上受け・納入先車下受け など確認する。
E 正式の注文書を発行する。注文機械名・注文金額・注文範囲・注文条件・受渡し条件・納期・金額明細 などを網羅する。
F 機械主から請求書が送られて来る。
G 指定口座へ入金する。
H 機械受取。
2. 機械を売る場合の手順と注意点
@ 機械を売る場合、次の方法がある。
1) 知合いのエンドユーザーに売る。
2) 仲介人に売る。
3) 中古機械業者(機械を在庫している会社)に売る。
特徴は価格は安いが、早く処分出来る。
専門機械業者名をネット上より探し、直接商談する。
例えば、中古機械情報百貨店のバナー広告「買取査定」をクリックすれば、専門機械・地域別に業者名が掲示されている。
4) 中古機械情報百貨店(ネット業者)へ依頼し、仲介を依頼する。この場合、掲載は無料だが、仲介料(約10%)を上乗せ価格提示される。売却価格は比較的高いが、買い手が現れるまで期間を要す。詳細はNKエンジニアリング(株)(0583-80-5282)に尋ねる。
5) 中古機械情報百貨店へ有料掲載を申し込む。自社名で掲載しエンドユーザーと直接商談可能。台数が多く、長期間掲載の場合有効。詳細はNKエンジニアリング(株)(0583-80-5282)に尋ねる。
6) JETROのTTPPでは無料掲載にて直接商談可能。
詳細はJETRO貿易投資相談センター(03-3582-5214)に尋ねる。
A 一般的な中古機械業者に売る場合の手順と注意点
1) 販売先候補をネットなどで調べる。
2) 2〜3社へ見積査定を申し込む。出来れば仕様書・写真をメールで送る。
3) 業者が興味を持てば直接検品のため訪れる。
4) 業者から買取見積書を受取る。一般的には口答が多いが、出来れば書面にて受取る。
5) 査定見積りの注意点イ) 受渡し条件:その場渡し、その場車上渡し、買い手指定場所車上渡し、買い手指定場所車下渡し のいづれかを確認する。
ロ) 売渡し範囲:付属品(予備品、工具、カバーなど)を明確にする。
ハ) 受渡し時期:お金の振込み確認後、機械を渡す。先金は業界の慣例です。
ニ) 引取り時期を明確にする。何らかの事情で引取り時期が1週間以上遅れる場合は取敢えず手付金(約10%)を頂き、残りは機械引取り前日までに振込むというのが業界の慣例です。
6) 注文書受け取る。
7) 請求書を発行する。
8) お金を受け取る。
3. 中古機械売買に関するその他の注意点
@ 買い手責任
中古機械売買に関しては買い手責任である。即ち、一度お金を払えばその機械は買い手の所有物になるが、その後機械の不具合を発見しても売り手に責任を求めることが出来ないということである。従って、中古機械を買取る時には新品のような保証書を求めることは出来ない。従って、機械代金振込み前に検品を行い不具合が無いか入念にチェックしなければならない。検品が出来ない何らかの事情がある場合はできるまで待ち、決してお金を支払ってはいけない。特に、「直ぐにお金を支払わないと機械が売れてしまう」という言葉に より振込みを急がされる場合は注意した方が良い。
A 先金制度
中古機械購入の場合、一般的には売り手の力が強く売り手市場の様相である。従って、機械納入前に全額支払が原則となっている。引き取ってから機械を入念に調べ良ければお金を支払うという条件では商談は成立しない。
B 手付金制度
一般的には契約時に全額支払い、1週間以内に引き取るのが常識である。 しかし、何らかの事情で契約から納入まで長い期間が必要になる場合がある。そのような場合、契約時に約10%の手付金を払い、機械引取り前日までに残金を支払うことがある。しかし、その期間は1ヶ月程度であり、それ以上の期間を必要とする場合は保管料を請求されることがある。契約時に納入時期を明確にして、長期間の場合はあらかじめ保管料の契約もしておくべきである。
C 倍返し制度
手付金を支払い、買い手側の何らかの事情により購入をキャンセルする場合、手付金は没収される。逆に売り手側の何らかの事情により売却を断る場合は手付金を返すことは勿論のこと、手付金と同額を賠償金として支払う義務が伴うのが業界の慣例である。
D その他のよくあるトラブル
1) 契約時手付金を払い、所有権を確保して置きながら何時までも引き取らず、その間に売り先を探すケースがよくある。これは置き場がないとか、解体費用が多額になるライン物などによく見られる悪質な手口である。防止策は契約時に引取り期日を明確にし、遅れた場合の保管料をきちっと取り決めておくことである。
2) 架空の機械を格安にて紹介し、お金を振込ませ機械を送らないという極めて悪質な詐欺行為もある。特徴は検品を申し込んでも「今すぐ振込まないと他に売れてしまう」とか「在り場所を遠方にして検品を難しくする」など、検品をさせないよう仕向ける。防止策は信頼できる相手と商談することは勿論のこと、検品できない場合は決してお金を支払わないことである。
3) 海外と商談する場合、検品のための訪日VISA取得が必要になり、招待状(Invitation letter)の発行を要請される。発行すると以後音沙汰なく、密入国に利用されるケースが多々発生している。 ネット上の商談で、しかも初めての客先には招待状発行を避けるべきである。特に、インドが多く、東南アジア諸国には要注意である。事前商談に不自然な点が多い。例えば、価格を提示しても直ぐ了承したり、或いは仕様とか技術的な問合せがなく「直ぐ検品したい」と招待状を要請してくる。
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